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辻学園にて、ローラン・ジャンマリー先生と一緒にグルメアカデミー西洋料理編の講師をさせて頂きました。マキシムドパリやANAホテルズをはじめ数々のレストランで総理長をされていたローラン先生。学生達も緊張です(^^)。ローラン先生は真空調理の指導、私はコース料理のサーヴィスとマナーを指導させて頂きました。調理をする班と食事をする班に分かれ、一回転したら交代するという画期的な授業です。最近の現場ではサーヴィス方も昔とは違い、慣れないうちから「臨機応変」を指導される事があります。でも、基本を知らずして「臨機応変」に対応することはできません。基礎・理論を学び、そこからお客様一人一人に寄り添ったサービス方に発展していってほしいと願っています。ローラン先生のフランスをはじめ海外の現場のお話は学生達も興味津々でした。
帝塚山学院小学校の先生方の研修会にお招き頂き、和食のマナーの講演をさせて頂きました。授業を終えて生徒さんを下校させてからの研修会。お疲れもあると思いますが、校長先生をはじめ約40名の先生方がお集まりくださいました。お箸の持ち方やお椀の頂き方、和食の歴史・陰陽の話など、皆さん一生懸命耳を傾けて下さりとても嬉しかったです。今後の給食時間のお役に立てれば幸いです。道端で下校される生徒さん達とすれ違う時、皆さん笑顔で「こんにちは」と声をかけてくれました。また、テーブルコーディネートの紅葉を運んでいると、「わあ、もみじきれいですね」と目を輝かせるお子様もいました。見ず知らずの私なのに、なんとお利口さんな感性豊かなお子様達!感激しました。先生方の日頃の努力の賜物だと存じます。素敵な時間を本当に有難うございました。
第66回大印展にて私の篆刻が近畿経済産業局長賞を受賞しました。心より御礼を申し上げます。そして何より私を篆刻の世界へ導いてくださった師匠の垣鍔石廬先生には感謝しかございません。15年前に網膜剥離の手術を二回もし、術後は白い紙を見ると飛蚊が目の負担になるので、読売書法展も日本書芸院も社中も辞めて全く筆を持つ事が無くなっていました。10年ほど経った頃、それまで気になっていた篆刻を始めてみようかなと思い立った時に知人が垣鍔先生をご紹介頂下さり、運良くご指導して頂く事になりました。といっても10年筆を持っていないブランクは大きく、また行草の作品ばかり書いていたので篆書を書くのは大変でした。そんな私でしたが、先生の丁寧なご指導と素晴らしいご人徳のおかげで篆刻の世界に魅了され、ゆっくりではありますが続けることができています。心より御礼を申し上げます。この受賞を励みにこれからも精進して参ります!